アジア18ヵ国から参加する国際的な栄誉賞を授与する「2017年度 ASIA GOLDEN STAR AWRAD」で受賞されたメイドインジャパンの優秀商品を紹介しています。

受賞商品概要


中川吉右衛門からのご挨拶

旧家の農家に生まれたものの、幼少のころに父を亡くし、農業を継続出来なくなった為、農業にたいする思いもやる気もなく、家を出てからはずっと東京で仕事をしていました。

この田舎町が大嫌いで、古い体質の風習や慣例に辟易していたのです。
東京で、自立した自分の人生を送るんだと心に決め、いろんな事業を起こし、それなりに自分なりの楽しい生活をおくれてはいたのですが、どうにも今一つ物足りない物を感じていました。
「このままでいいのか!?」
と言う気持ちが常に頭の片隅にあったように思います。
そんなとき、偶然あるTV番組で「奇跡のりんご」をつくる青森の百姓のドキュメント番組をみたのです。
感動するとかそういった感情ではなく、自然に涙がながれ落ちました。
小生が「自然栽培」を知った瞬間でした。
この農業であれば、自分も人生をかけてやってみたい!そう強く思いました。
そして、この農業であれば、いまの農業が抱える問題や、地域の問題、ひいては国が抱える問題を良い方向に変えていくことが出来るのではないか!?と大きな夢を持つ至ったのです。
それから6年。自然栽培の農業者として就農すべく、一筋に行動してきました。
3年前には、大規模水稲自然栽培の第一人者である秋田県大潟村の石山氏の元に師事し、1年間の研修を経て、一昨年地元山形県高畠に戻り、自然栽培の農業者として、新たな1歩を踏み出しました。
師匠との係わりの中で、小生がこの道に入るきっかけになった青森の奇跡のリンゴ農家、木村秋芳氏にもお会いすることができ、感動しました。
小生は、農業とは単に農産物を生産するだけでなく、この農法を通じ、地域活性、伝統と文化の伝播、農と食を通じた教育、そして食と健康、環境保全と多岐にわたる分野で力を発揮していきたいと思っています。
そして、この栽培の素晴らしさを伝え、一人でも多くの自然栽培者がふえて、その地域、そして日本に活力を与える農業者やその農産物に共感して頂ける消費者が増えていくことをお手伝いしたいと思います。
駆け出しの農業者ではありますが、想いは人一倍と自負しております!
どうぞ、宜しくお願いします。


自然栽培について

自然栽培とは、簡単に言いますと化学肥料・有機肥料などの人為的にその土地や作物にたいし施す肥料を一切使用することなく、もちろん化学農薬、その他の薬剤も使用せず、ただ大自然の調和から作物を生み出す栽培法です。

地球上のあらゆる環境条件の中で、木々や草花は人為的な栄養供給を一切受けずとも、立派に生長しております。

この大いなる自然の姿にならい、それぞれの作物に最も合った環境を農地に再現する事で、農薬にも肥料にも頼らずに、豊かな命ある作物を栽培する。

自然栽培の理念は

・自然規範
・自然尊重
・自然順応

自然を尊重し、自然を師とし、自然に順応して生きていく事。

自然栽培とは、単に無肥料・無農薬栽培だからというわけではなく、その生き方までも問われるものです。

私が自然栽培農家で、一番好きな食べ物が、「カップラーメン」や「マクドナルド」だとしたら、それは自然栽培の本質を理解していない事になるでしょう。

自然栽培とは、栽培法とその栽培者の生きざまそのもので体現する、「生命観」を持った栽培法と言えます。

農業者の自主独立

私は、これからの農業者と言うのは「自主独立」しなければならないと思っております。
国や地方自治体、農協からの「補助輪」という足かせを取っ払い、自らの足で大地に立つ。
これが本来の百姓の姿であったはずです。
今まで「経済資本主義」一辺倒でここまで来ましたが、このシステムに多くの方が疑問を持つようになってきました。
しかも、これからはますます多様化してくる時代になっています。

お米、野菜はこういうもので、八百屋さん、お米やさん、スーパーから買うものでした。
しかし、今は違います。
どういった八百屋さんか?どういったお米屋さんか?どういったスーパーか?
が問われ、消費者がそれを選びます。
さらに今では、どこのどういった方がどんな栽培で作っているか?が問われる時代になってきており、選択肢の幅が非常に広くなってきています。
これはさすが日本という国の豊かさの証明です。
選択肢の幅があると言う事はイコール豊かであると言う事です。
その選択肢の中でも、もっとも自信をもって生きとし生きる物すべてに(動植物・微生物・菌もいきものです)愛情を持ち、胸を張って生きていく生きざまと、作物を提供できる栽培。それが自然栽培であると思います。

「命と食」を結ぶ

自然栽培は家族、地域、だけでなく日本も世界も変えていく力を持っており、この農業が広く普遍的になれば、もっとも効率的(自然な)な社会がつくられると考えています。

いままでの「生命の尊重なき経済」から脱出し、「自然的経済」に向かう時が今来ていると感じます。

その根本の部分でもある、「いのち」と「食」を結ぶもの。
それが自然栽培だと思っております。